お久しぶりです。
つい先ほど最後の期末テストが終わり、はれて夏休みを迎えました。
今学期は通常の試験会場である体育館の近くで工事が行われているため、
IMAXのある映画館を大学が貸し切って試験が行われました。
ポップコーンの香りが漂う中
ドリンクを入れる穴に取り付けられた不安定なプラスチックの机に向かい
ソファーのような椅子に座って試験を受けるという
貴重な経験をさせて頂いたマギルには感謝します。
ということで早くも留学が終わってしまいました。
が、留学の振り返りはまたするとして、
今回は昨日まで行って来たバカンスについて書きたいと思います。
期末があるというのに、昨日までの10日間、西海岸を放浪してきました。
発端はというと、2月のもの凄く寒い日に
たまたカリフォルニア行きの格安航空券を発見したからというノリ。
香港と大阪時代の友人の家を点々としながら
&オレゴン
の5都市を満喫してきました。
出国前日に雪まみれの玄関の階段を10段滑り落ちたこと
様々なトラブルに見舞われ離陸3分前に搭乗口につき、宮古島がフラッシュバックしたこと
Facebookの本社までサイクリングをしていた時に国道でひかれそうになったこと
を除けば、本当に素敵な10日間でした。
半年以上氷点下の世界にこもっていたので、
暖かい気候と、太陽の光で元気を貰いました。
どの都市もそれぞれ特徴があって、とても楽しかったのですが、
今回は特に感動したサンフランシスコについて書きます。
サンフランシスコはゴールデンゲートブリッジを始め、
たくさんの観光名所が集う街として認識されていますが、
スタートアップが盛んな街でもあることを、この旅行を通して知りました。
ということで私が個人的に感動したビジネスを3つ紹介します。
#1. 地域活性化 × コンテナ「Hayes Valley」
FULLHOUSEのロケ地から徒歩5分程のところに広がるHayes Valleyという
カフェやブティークが立ち並ぶところに行った時に見かけたのが、
貿易などで使われるコンテナでした。
2階には広場を見渡せる小さなくつろぎスペースがある外装もおしゃれな洋服屋さん
3階は全てストックだそうで、
モンスターズインクに出て来るドアの倉庫のように服がぐるぐる店内を回っていました
モンスターズインクに出て来るドアの倉庫のように服がぐるぐる店内を回っていました
ブティーク、アイスクリーム屋さん、ビアガーデン、アートギャラリーなど、
様々なお店がコンテナを利用してお店を運営していました。
現在、地域活性化の一環としてこのHayes Valleyを
コンテナを利用したビジネスを通して開発しているそうです。
コンテナを利用したビジネスを通して開発しているそうです。
土地・家賃相場がニューヨークより高いという点を考えると、
1つ40〜70万円のコンテナと、月20~50万の土地代でのビジネスはお得だとか。
ちなみにこのコンテナ事業を広めたとされるアイスクリーム屋さん「Smitten Ice Cream」は
液体窒素でアイスクリームを作るちょっと変わったお店で、
お店の前にはいつも行列が出来ています。
#2. 美味しくて楽しい、ちょっとした集い場「SOMA strEAT Park」
サンフランシスコに住んでいる友達が、ローカルの遊びを教えてあげると
連れて来てくれたのがこの 「SOMA strEAT Park」でした。
サンフランシスコには多くのフードトラックが街中を走っているそうです。
それらフードトラックをあえて1つの広場に集めたのがこの「SOMA strEAT Park」。
出店するフードトラックは毎日違い、
夕方の5時から、週末は夜中の2時まで運営しているとのこと。
フードトラック経営者にとっては利益をあげる機会、
地域住民にとっては気軽に遊べる場として、
出来てまだ一年未満にもかかわらず、多くの人気を得ているそうです。
夜はライトアップされてこんな感じに可愛くなります。
生バンド演奏や、イベントに使える黄色のスクールバスがあったりと
とてもユニークな場でした。
仕掛人は去年大学を卒業したばかりの男性で、
事業を始めて4ヶ月で黒字経営になったそうです。
#3. ピンクの口ひげがトレードマークのライドシェアサービス「Lyft」
そして今回最も感動したのがこのライドシェアサービス。
友人が夜景の見える絶景スポットに連れて行ってあげるというので
友人に続いて外に出てみたら
家の前にはピンクの口ひげを付けた車が・・・!
(photo: http://arstechnica.com/business/2012/09/my-life-as-a-high-tech-part-time-not-quite-taxi-driver/)
ファンキーーー!
さっさと車に乗り込む友人。
訳が分からずとりあえず一緒に乗り込む私。
すると友達がドライバーと拳をぶつけて挨拶していたので、
友達だと思いきや、赤の他人とのこと。
?!?!
私の疑問を察したのか、友達がライドシェアサービスということを教えてくれました。
車と時間があって少しお金稼ぎをしたい人
と
リーゾナブルに何処かに行きたい人
をアプリでマッチングさせるサービスのライドシェア。
タトゥーまみれのお兄さんの車で連れて行ってもらった夜景スポット
1.利用者がアプリを通してドライバーを探す
2.マッチしたら5分以内にドライバーが迎えに来る
3. 拳で挨拶
4.目的地についたらアプリ画面で精算(チップベース)
5. 利用後はドライバー、利用者共に相手を評価する
がざっくりとしたサービスの流れとのこと。
・クレジットカード精算なので、お金の手渡しはない
・拳で挨拶、利用者が一人の場合は助手席に乗るなど、
フレンドリーさを大切にしている
・評価をすることによって安全性やサービスの質を保っている
というのが「Lyft」の特徴。
ドライバーは空き時間でお金を稼げ、
利用者はタクシーよりリーゾナブルに目的地にたどり着け、
これらによって地域コミュニティーが形成される
という一石三鳥のサービス。
感 動 !
ちなみにドライバー登録者は600人を超えているらしく、
サンフランシスコにタクシーが1200台しかないことを考慮すると、すごいこと。
ということでタクシー運転者からは毛嫌いされているそうです。
何がすごいって、もちろんサービスもドライバー数もすごいのですが、
これらのサービスを一般市民が普通に使っているということ。
さっき紹介した2つのビジネスも含め、
サンフランシスコでは多くの人がスタートアップをしているようです。
くたらたら書いてしまいましたが
何が一番言いたかったかというと、
I fell in love with San Francisco:)
たくさんの刺激を受け、多くを学んだ素敵な10日間でした。
泊めてくれた&ガイドをしてくれた西海岸の友達に感謝です。